おうちキャンプ - 自宅での家キャンプ

日本史上、稀に見る緊急事態宣言が発令された2020年4月。

世界では罰則のある外出禁止令が出されている国が多い中、日本は「外出自粛」の呼び掛けのみに留まっています。

天気の良い日は景色の良いキャンプ場へ行って、のんびりとキャンプで過ごしたいところですが、しばらくはお預けですね。

このページでは、外出をせずに家でもキャンプをする方法を考えてみました。 各家庭の状況は様々なので、当てはまらないこともあると思いますが、使えるアイデアがあれば是非参考にしてみてください。

最近はベランピングなどお家でキャンプする方法もSNSやインターネットを通じて公開されていますね。

家でキャンプをする上で便利な点は、荷物の搬入が楽、清潔な家のトイレが使える、ゴミを捨てることができる、お風呂の時間を気にしなくて良い、コンセントが使える等々。 通常のキャンプでの難点がほとんど解決できてしまいます。

キャンプへ行く前に自宅でタープやテントの試し張り、液体燃料式ストーブやランタンの着火練習などをしておくと、キャンプ場で手間取ることもなくなります。

おうちキャンプでもモラルとマナーを心がけて、非日常的なキャンプライフを楽しみましょう。

自宅の駐車場でキャンプ

アスファルト舗装されている駐車場は水はけが良く、平坦地な事が多い。

テントを張るには好都合な条件です。

若干、道路から傾斜がある場合が多いのですが、広ければ問題なく「駐車場キャンプ」が楽しめるでしょう。

ただ、地面がアスファルトなのでテントやタープを張る際には地面にペグを打ち込むことができません。

アスファルト舗装された自宅の駐車場

そこで、アスファルト舗装された地面にテントを張る場合は、張り綱を固定するためにマルチウェイト(万能ウェイト)が必要になります。

なので、12センチのコンクリートブロックと鉄筋を使ってマルチウェイトを自作しました。

練ったコンクリートをコンクリートブロックの穴に流し込んで、U字に曲げた鉄筋を差し込むだけ。

マルチウェイトを自作

今回は12センチのブロックを使いましたが、大きなタープを張るなら19センチのブロックを使った方が良さそうです。

コンクリートブロックと鉄筋を使った万能ウェイト

アスファルトの上でテントを張る際は、地面とテントボトムとの擦れに注意が必要です。

舗装地面の上でテントを少し引きずっただけで、簡単にテント生地に穴が空くことがあるので、テントより一回りほど大き目のグランドシートを敷いた方が良いでしょう。

そして、なるべく二重、三重にグランドシートを重ねておくと安心。

アスファルトの上でテントを張る際の注意
二重、三重に重ねたグランドシート

そして、完成した自作のマルチウェイトを使ってテントの張り綱を固定します。

自作のマルチウェイトで固定されたテント

その際は、カラビナを使うと固定作業が楽に行えます。

カラビナは100円ショップで2個セットで販売されていました。

マルチウェイトとカラビナ

もし、近くに木製のものがあれば、はてなフックを使って張り綱を固定することもできます。 はてなフックも100円ショップに売っています。

キャンプで便利はてなフック

駐車場の脇に伐採された木材がたくさん置いてあったので、はてなフックをねじ込んで固定してみました。

重量のある大木なので、しっかりと固定できています。

はてなフックで張り綱を固定
はてなフックで固定されたテント

お金をかけずに手軽にテントを固定したい時は、土のう袋を使うのも一つの方法です。

キャンプで便利な土のう袋

砂を詰めるだけで、簡単に張り綱を固定することができる重量物になります。

見栄えを気にしなければ、これでも問題がないかも。

砂袋が不必要になった場合は、庭に袋の中の砂を戻せば良いですしね。

土のう袋で張り綱を固定
土のう袋で固定されたテント

そして、駐車場が広ければオートキャンプもすることが出来ます。

車の横にテントを張ると、更にキャンプをしている雰囲気が増しますね。

自宅の車の横に立てられたテント

そして、テントに車を横付けする際はタイヤのホイールを利用すると手軽に張り綱を固定することもできます。

スポークホイールであれば、スポークに直接ロープを巻き付ける事もできますし、トグルフリクションループを使えば、もっと簡単に張り綱を固定するとが可能です。

トグルフリクションループで固定された張り綱

更にタープも張ると日陰ができて快適になります。

ルーフバーやルーフキャリアを取り付けている車であれば、意外と簡単にタープを張ることが出来ると思います。

車のボディーとロープが接触する場合は、傷防止の為に間にタオル等を挟んで保護すると良いでしょう。

自宅の駐車場でオートキャンプ

そして、タープ下にリビングスペースをセッティングします。

暖かい日は、タープの日陰で冷たい素麺なんか食べても気持ちが良いですね。

タープ下のリビングスペース
おうちキャンプでそうめん

道路からは駐車場が丸見えなので、通行人や近所の目が気になる…

道路から見える自宅の駐車場

そんな時は、他にセカンドカーがもう一台あれば、その車を目隠しに使います。

セカンドカーを使って庭を目隠し

あと、コードリール(電工ドラム)を使うと自宅のコンセントから駐車場まで電源を引いてくる事ができます。

自宅キャンプで便利なコードリール

電源があれば自由にコンセントを使う事ができるので、普通に100ボルトLED電球も使う事ができます。

100Wタイプの電球だと、かなり明るい。

自宅キャンプで100Wタイプの電球を使う
明るい、おうちキャンプ

桜の咲く季節や晩秋なら、明るい電球の下でも虫が寄ってこないので、快適なバーベキューも楽しめます。

おうちキャンプでバーベキュー

自宅の畑、庭でキャンプ

自宅に庭や畑がある家庭なら、普通にキャンプを楽しむことができます。

地面が土なので、ペグを打ち込むこともできます。

草地、芝地、裸地、土の地面ならば、ほとんどキャンプ場と変わりません。 ただ問題なのは、ご近所の環境があります。

住宅が密集している場所では、お隣の家の洗濯物がバーベキューの煙で匂いが付いたとか、消防署に通報されたとか色々とトラブルになる可能性もあります。

そんな環境でなければ、快適な「庭キャンプが」楽しめるでしょう。

自宅の畑、庭でキャンプ

うちの庭は敷地が細長いので、3人用テントがギリギリ張れる幅しかありません。

でも、張り綱を張る際に山の法面を利用したり、雑木を利用したりするとヒルバーグの大きなタープ(4500mm×4500mm)でも張る事ができます。

ちなみに手前はトマト畑。

自宅の庭でテントとタープを張る

そして、タープの下にリビングスペースをセッティング。

庭キャンプでリビングスペースを作る

自宅の畑なので、直火カマドを製作してみます。

まずは、畑に穴を掘ってグリルと焼き網を被せます。

自宅で直火カマドを製作

そして、近所のホームセンターで普通の赤レンガを16個購入。

購入時の価格は赤レンガ1個 98円でした。

カマドで使う赤レンガ

カマドを二段で組む場合は八角形で大きなカマドを作る事ができますが、三段組をする場合は六角形になります。

この上に焼き網を乗せて使う場合は、レンガの隙間から炭を補充できるので便利。

簡単なレンガ製直火カマドを自作

万が一の火災に備えて、水バケツとホースリールは準備しておきます。

風が強い日には、火の粉が飛び火して一瞬にして燃え広がりますから油断はできません。

焚き火する前にテントの周囲に打ち水をしておくと更に安心。

レンガ製の直火カマドで焚火

炭に着火させる場合は、始めに乾燥した廃材を使って焚き火をして、その炎の中に炭を投入すると早く火がつきます。

土に開けた穴から空気が入り込んで上昇気流が発生し、意外と良く燃えています。

レンガ製の直火カマドで焚き火

炭火で焼いた、とろける焼きマシュマロが美味しい。

庭キャンプで焼きマシュマロ

そして、焼き網を乗せればバーベキューカマドの完成です。

レンガで自作したバーベキューカマド

焚き火で調理するなら上昇気流の大きい、三段組のカマド。

使いやすい形へ自在に変化するレンガ製カマド

バーベキューをするなら、炭火と焼き網との距離が近い二段組のカマドが使いやすい。

自家製のレンガカマドでバーベキュー

そして、焚火を楽しんだ後に残った炭は火消し壺へ入れて再利用。 もしくは、完全に灰になるまで燃やし尽くします。

そして、穴に水を流し込んで完全消火します。

最後に穴に土を入れて埋め戻せば、跡形もなく元通りになります。

直火をした後は元通りに復元

自宅のベランダでキャンプ

最近はベランピングなんて言葉も流行しています。

ベランダとグランピング、キャンピングなどが合わさった造語ですね。

そして、ベランダやウッドデッキなら自宅にあるという方が多いのではないでしょうか。

ウッドデッキなら床は木製、マンションのベランダなら床はコンクリートだと思いますが、手すりがあるのでロープワークをするには最適な環境です。

うちのウッドデッキはテントを張るには少々狭いので、タープを張って「ベランダキャンプ」を楽しんでみました。

自宅のベランダでキャンプ

まずは、手すりの場所を目隠しするためにラティスを使います。

今回利用したのは1800mm×900mmのサイズの一般的なラティス。 10年ほど前にディスカウントショップで一枚980円ほどで購入しました。

ラティスはウッドデッキの手摺にロープで固定しています。

ベランダでするキャンプの目隠しにラティス

狭い空間でリビングスペースを作るには、グランドシートを敷いてお座敷スタイルにするのがベストです。

狭い場所でのベランピングはお座敷スタイル

今回はBush Craft Inc. オリガミタープ(4500mm×3000mm)を張ってみました。

ウッドデッキならば手摺や床板が利用できるので、張り綱の場所に困ることはありませんが、床が土間コンのベランダの場合は少々アイデアが必要でしょう。

タープを張ってロープワークを練習するにも良い機会ですね。

ジザイが無くてもロープの長さ調節ができる「自在結び」とロープの端を固定する「もやい結び」くらいはマスターしておくと何かと便利です。

自宅のベランダでタープを張る

小さなテーブルとパソコンを持ち込めば、ここで在宅ワークも出来ます。

非日常的な環境で過ごすことによって、仕事の効率も上がるかも知れませんね。

ベランピングで在宅ワーク

さすがにベランダでモクモクと煙を上げてBBQなどは出来ませんが、キャンプ用ストーブを使えば簡単な料理はできるでしょう。

マンションなどでは、火災報知器が作動する危険もあるし…

ベランダキャンプで使ったスウェーデン軍仕様のトランギア

簡単すぎるカップ麺と缶詰だけでも、こんな環境なら食事が美味しい♪

ベランピングで美味しいカップ麺

夜はタープの下に蚊帳(モスキートネット)を吊れば不快な虫の進入を防ぐことができます。

夏の暑い夜には、このようなスタイルで過ごすのも涼しいでしょう。

テントの中で過ごすことが好きな方ならば、普通に部屋の中に蚊帳を吊って眠っても快適だと思います。

ベランダキャンプで就寝時に使う蚊帳
質素なベランピング風景

自宅の部屋でキャンプ

最近は、家のリビングにテントやタープを張って「部屋キャンプ」を楽しんでいる人をインターネットで見かける機会が多いです。

ただ、テントを張ることができる広い部屋に住んでいる人には可能なのですが、6畳ワンルームの部屋などでは不可能に近い。

私も部屋にテントを張ろうと試みましたが、狭くて断念しました。

なので、タープとロープワークを駆使して部屋キャンプを実践。

うちは変則8畳の部屋ですが、タンスや棚があるのでかなり狭い。

自宅の部屋でキャンプ

張り綱を固定する方法として、突っ張り棒を利用すると便利。

部屋キャンプでロープの固定に使える突っ張り棒

あと、テーブルや棚の脚などもロープの固定に使える。

部屋キャンプでロープの固定に便利なテーブルや棚の脚

アルミサッシ窓の錠金具(クレセント)なども張り綱の固定に利用ができる。

ただ、ロープを固定する時にクレセントが勝手に回転して外れる事があるので、ロック式の方が使い勝手が良い。

部屋キャンプでロープの固定に便利なアルミサッシのクレセント

そして、はてな字フックを使えば畳にもロープが固定できる。

うちの床はフリーリングなので、畳マット(ユニット畳)を敷いています。

畳の縁のコーナー部分を使えば、フックを外した跡も目立たないし強度もある。

部屋キャンプで畳にロープを固定する

S字フックもロープワークに利用ができて便利です。

部屋キャンプでロープワークに便利なS字フック

少々狭いですが、リビングスペースも作れます。

部屋にタープを張ってリビングスペースを作る

就寝スペースも確保出来ているので、意外と落ち着くソロキャンパー空間です。

極狭の部屋にタープを張る
極狭の部屋にタープを張ってDVD鑑賞

フックをねじ込んだ穴の跡は…

はてなフックを畳にねじ込んだ穴の跡

指の爪で穴の跡をガジガジすると、ほとんど分からないほどに綺麗に直りました。

アイデア次第で意外と楽しく、秘密基地を作る感覚で子供にも受けが良い。

おうちキャンプとして、駐車場キャンプ、庭キャンプ、畑キャンプ、ベランダキャンプ、部屋キャンプと紹介しましたが、他にも屋上キャンプや地下室キャンプなども楽しんでいる方がいるかも知れませんね。

家でキャンプをすることによって、非常時の防災訓練としても役に立つでしょう。

その際に自分、もしくは我が家にはどんなアイテムが必要で、何が不必要かを認識する事もできます。

緊急事態宣言が発令されている間だけでなく、日ごろからも「おうちキャンプ」を楽しんでも良いのではないでしょうか。

はてなフックを畳にねじ込んだ穴の跡の補修

野外で生活をすると、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

そんなキャンプ場でのシチュエーションで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。

なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。

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