冬のキャンプ場(雪中キャンプ)

キャンプと言えば夏!寒い冬にキャンプなどしたくない。
ましてや雪の降っている日なんかに。

と思われている方は多いのではないでしょうか?

確かに、夏のキャンプでは道具を軽量化できるし風や陽射しを肌で感じて大自然の解放感を満喫することができます。

ただマイナス面は、どこのキャンプ場も混雑している、暑くて汗をかく、サンダル履きなのでテントの中が砂だらけ、虫に刺されるなど。

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その点、冬のキャンプ場は利用者が少なくて貸し切り状態になる事も多いです。
そして、体が汗でベタベタになることもなく虫もいないので虫嫌いの女性の方でも快適なキャンプを楽しむことができます。
汗をかきながら、虫と戦う焚き火よりも、冬の焚き火の方が炎の暖かさをありがたく感じることができるのも利点ですね。

冬のテント生活では体温を温存する防寒着を着用し、マットやシュラフの防寒対策さえしっかりとできていれば、それほど厳しいものではありません。

冷たい風を遮断するタープや冬用のシュラフの中は暖かく、一歩テントの外へ出れば白銀の世界!
雪の上で眠るという非日常的な体験をすることができるのも雪中キャンプの魅力です。

空調の効いた暖かい部屋から離れて、冬のキャンプで寒いという不便さを改めて考えて直し、いかに工夫して快適に過ごすか。
そんな不便さを工夫をする楽しさに変える事ができるかが冬のキャンプでは求められると思います。

最近は、キャンプ用の防寒製品も高性能になり冬キャンプの情報や路面の凍結情報もインターネットやライブカメラで簡単に調べることのできる世の中になりました。

そして、冬の間もオープンしているキャンプ場も増えてきたのでスタッドレスタイヤ、滑り止めチェーンを用意して雪のキャンプを楽しめるようになりました。

このページでは、巨大なタープの中に暖房用石油ストーブや薪ストーブを持ち込んだ超暖かい冬キャンプではなく、身軽で質素な雪中キャンプをご紹介しています。

なので暖房器具でタープ内が暑すぎるほどの快適さはありませんが、地面の雪が融けてドロドロ状態になることもなく快適に過ごせます。

雪道走行について

雪中キャンプをするには、まず雪の積もっている場所へ行かなくてはなりません。山登りをされる方は、電車やバスなどの公共交通機関を使って歩いて行かれる方もいると思いますが、それ以外の方は自動車やバイクでの移動になると思います。

バイクの場合は平地ならタイヤチェーンを装着して走れないこともありませんが、雪中キャンプが楽しめるキャンプ場は山間部にある場合が多く、急斜面の道路が続いていたりしますので危険です。 なので、雪道でも比較的に安全走行ができる自動車での移動がベストです。

ノーマルタイヤで二輪駆動の場合はタイヤチェーンを装着することになりますが、雪道走行ではFF(フロントエンジン・フロントドライブ)が有利です。 タイやチェーンを装着した前輪が舵取りの出来る駆動輪なので、FR車に比べて格段に操縦が安定します。そして、エンジンが前輪の上にあってタイヤに重量がかかりグリップがしっかりと効きます。
しかし、下り坂の場合は前輪しかグリップ力が効かないので凍結路は要注意です。非常時のためにチェーンの予備も携帯することをおすすめします。

スタッドレスタイヤとタイヤチェーン:雪中キャンプ

スタッドレスタイヤで二輪駆動の場合は、さらに安全性が向上します。タイヤの四輪すべてが雪道でのグリップ力を発揮しますので、凍結路以外なら下り坂でも確実に止まることができます。
道路に雪が残っていたり、なかったりする場合でもタイヤチェーンを付けたり外したりという手間もありませんので、とても便利です。
しかし、上り坂の場合は駆動輪の片側が雪で空転してしまうと反対側のタイヤが回らなくなってしまうので走行不能になります。 そして、スタッドレスタイヤは凍結路では弱いので、非常用にタイヤチェーンは常備しておいた方が安心です。

スタッドレスタイヤに装着するタイヤチェーンは金属式が有利です。チェーンの金属部分が氷を砕き、タイヤの部分が雪にグリップします。 普通のスピードで乾燥路面を走行するとすぐに切れたりする金属チェーンですが、圧雪路面になってから装着すると金属への負担がほとんどなく、とても長持ちします。 チェーンを装着するとFRの二輪駆動でも雪道をグングン登って行くことができます。

四輪駆動の自動車でスタッドレスタイヤを装着の場合は、タイヤの性能にもよりますが圧雪路面の登り坂でも問題なく登ることができます。
ただ、スピードを出してしまいがちなので車体の重い4WDでスリップを起こすと大変です。 あと、凍結路の急な下り坂を走行する場合は4WDでも2WDでも関係なくスリップするので、安全の為に金属製のタイヤチェーンは常備しておいた方が良いでしょう。

スタッドレスタイヤとタイヤチェーン:雪中キャンプ

雪中キャンプでのテントの設置

雪の上にテントを設営する前に、テントサイトをしっかりと足で雪を踏み固めましょう。

地面がしっかり踏み固められていないと、雪面が沈んでポールが下がりタープやフライシートがたるんでしまいます。

そんな時に突風に吹かれるとポールが折れたり、タープの生地が破れたりすることにもなりかねません。

そして踏み固めた地面が斜面になっていると、とても寝にくいです。
なるべく、斜面にならないようにするとよいでしょう。

雪を踏み固める:雪中キャンプ

断熱性のある素材のシートをテントの下に敷くとテント内の結露を最小限に防ぐことができます。

中でも幅広の銀マットのグレードアップ版の極厚銀マットがおすすめです。

雪の上 → グランドシート → 極厚銀マット → テントフロア → インナーシート → マット → シュラフ
上記のような組み合わせがベストではないでしょうか。

グランドシート:雪中キャンプ

極厚銀マットの他にもキャプテンスタッグ キャンプマットも厚さが15mmあり、コンパクトに収納ができるのでおすすめです。波型マットなので結露も少ないです。

グランドシートの上にキャプテンスタッグ キャンプマット:雪中キャンプ

いよいよテント設営です。

雪の中では通常のペグではあまり効果がでないので、平ペグや竹製のペグを雪に埋めて踏み固めたりして張り綱を張ります。

あと、雪上にペグを放置すると降り積もる雪で必ず行方不明になってしまうので必ずケースや収納袋に入れるように心がけます。
目印に目立つ色のヒモをペグに結び付けておいてもいいですね。

そして、ベンチレーションのあるテントでしたらフライシートと地面の隙間を雪で塞ぐことでテント内に風で粉雪が入り込むのを防ぐことができます。
その場合は、ベンチレーションの換気を確認して酸欠には気をつけましょう。
二酸化炭素は下部に溜まりますので、寝る時はフライシートを少しだけ開けておく(雪で塞がれない程度に)と安心です。

あと、出入り口が吹き流しタイプのテントでしたら問題ないのですが、ほとんどのテントの出入り口はファスナーだと思います。
ファスナーが凍結するとテントから出られなくなるので、撥水スプレー等を利用してファスナーに水滴が付着して凍りつかないようにしておきます。

テント設営:雪中キャンプ
雪景色:雪中キャンプ

雪中キャンプでのリビングスペース確保

更にタープを張ると風雪を防ぎ、リビングスペースも確保が可能です。

タープを二つ使えばリビングスペース内を締め切ることもできます。
その場合はポールにかなり付加がかかるので、強度のあるポールを使うことをおすすめします。

俗に爆弾低気圧と呼ばれる寒気がやってきている時は、台風並みの強風が吹くことが予想されます。

防風雪の予報が出ているときにタープを設営する時は、かなり注意をしなければなりません。
タープどころかテントも飛ばされる可能性があります。

夜中に深々と積もるドカ雪にタープが潰される可能性もあるので、積雪で危険な場合はいつでもタープを撤収できる準備が必要です。

あと、冬は枯れ枝が多いので枝に積もった雪と一緒に折れて落下することがあるので、なるべく木の下にテントを張らない方が良いです。
枝の上に降り積もった雪が定期的にドサドサとテントの上に降ってきて、夜はとてもうるさくて眠れませんし…

タープ:雪中キャンプ

写真のように2枚のタープを向かい合わせにワンポールで設営するとモノポール風のテントみたいになります。タープとの間に若干隙間が発生するので工夫が必要です。
使用タープ:Hilleberg Tarp20 & snow peak Penta Shield

ヒルバーグタープ20とスノーピーク ペンタ 前面:雪中キャンプ
ヒルバーグタープ20とスノーピーク ペンタ 背面:雪中キャンプ

雪中キャンプでの暖房

最近はマナスルヒーターのようにキャンプ用ストーブに乗せてセットするだけで暖房用ヒーターとして使えるような軽量でコンパクトなアイテムもあります。

ガス式のヒーターも暖かくて快適ですね。

しかし氷点下の状況では、ガス式のストーブではパワー不足を感じる事もありますので液体燃料式が威力を発揮します。

そして、ストーブ点火の際にガスライターを利用する場合も氷点下では炎が出ないので、常時ポケットに入れて暖めておくかマッチを利用します。

下の写真に写っているキャンプ用のストーブはOPTIMUS No.85 NOVA+という液体燃料式のものです。

マルチ燃料式ですが燃料に灯油を使っているので、コストパフォーマンスも大変優れています。

ちょっとした実験として、普通の石油ストーブの燃焼筒を乗せて暖房代わりに使ってみました。

薪ストーブや武井バーナー等と比べると暖かさは劣りますが、手持ちの分離型ストーブで軽量に持ち運びする事ができます。

ストーブ:雪中キャンプ

その後、知人から数種類の壊れた石油ストーブの燃焼筒をもらったので再度、実験してみました。

石油ストーブの燃焼筒:雪中キャンプ

ガラス部分を取り外して軽量化し、ゴトクがあたる部分に切れ込みを入れてみました。

燃焼筒に切れ込みを入れる:雪中キャンプ

ゴトクにピッタリとはまっているので、安定感が増しています。

燃焼筒が赤く熱せられる:雪中キャンプ

この燃焼筒が一番効率よく燃焼しており、火力を上げるととても暖かかったです。

ヒーターを雪の上で直接使用するとストーブの熱で地面の雪が解けて傾き、火傷や火災などの事故になる可能性があり大変危険なので熱の影響を受けない台が必要です。

そして、不安定な場所や換気の悪い場所での使用、小さなお子さんがいる状況での使用、燃料タンクの加熱による爆発の可能性がある使用等では命を落とすような重大な事故に繋がる危険を伴いますので自己責任の元で実験してください。

あと、液体燃料のストーブはメインテナンスを怠るといざという時に故障して使えなかったりすることがあるので、予備のパーツや予備ストーブの準備も必要です。

燃焼筒をボトルケースに収納

そして、百円ショップで見つけたステンレスボトルケースを買って収納ケースにしてみました。
サイズもぴったり!

クッション材入りの生地なのでパッキングの際の傷付き防止や汚れ防止にもなります。

ジッパー式の燃焼筒をボトルケースに収納する

ジッパー式のケースなので、使用の際の出し入れも簡単です。

プレヒート:雪中キャンプ

あと、タンク一体型のストーブは輻射熱で燃料が加熱する危険がありますので、本体と燃料ボトルが燃料ホースで分離されているタンク分離型のキャンプ用ストーブで使用した方が危険が少ないです。

その際、タープ内で火気を使う場合は必ず換気に心がけ、一酸化炭素中毒や酸欠に気をつけてください。
間違っても火気をつけたまま絶対に眠らないように。

最近は、ネットショップで一酸化炭素警報機が手軽な値段で販売されていますので、私はそれを購入して使っています。

事故を防ぐには念には念を入れてください!

あと、ランタンから放出される熱を暖房代わりとして利用することも可能です。

電池式のランタンでは熱源になりませんが、ガス式や液体式燃料のランタンでしたら点灯しているだけでも意外と暖かい。

私が利用しているのはコールマン ランタン286Aというモデル。

このモデルは燃料にホワイトガソリンを使用するランタンですが、ちょっとした改良で灯油で使用できるケロシン化ランタンに改造することができます。

ケロシン化したコールマン ランタン286A
コールマン ランタン286Aを灯油で使えるように改造

ランタンの燃料を灯油にすることで燃費を気にすることなく長時間使用することができ、ストーブと燃料を統一できるので軽量化もできます。

ストーブの暖房よりは少々暖かさは劣りますが、タープの中が明るくなるので気分的にも暖かくなります。

ジッパー式の燃焼筒をボトルケースに収納する

雪中キャンプでの火の確保

雪中キャンプでの冷え込んだ朝。

さあ、寒いのでライターでストーブを着火しようとしたら…

ライターに火がつかない…

通常、気温が氷点下になると使い捨てのガスライターでは火が点きません。

安い使い捨てのガスライターに使用されているブタンガスの沸点は-0.5℃くらいなのですが、実際には0℃前後で火が点かなくなります。

なので、あらかじめガスライターをズボンのポケットの中へ入れて温めておくことをおすすめします。

もしくは、充填可能なガスライターにもっと低い温度でも気化するイソブタンやプロパンが混合したガスを使うと気温が低くても使えるようになります。

プレヒートが必要な液体燃料のストーブは火口が伸び縮みするチャッカマンタイプのライターが便利です。

ストーブ:雪中キャンプでは新富士バーナーのライターが便利

他の方法でファイヤースチール(ファイヤースターター)を使う方法もあります。

ストライカーと呼ばれる金属片とマグネシウムの丸棒をこすり合わせる事で、火花が散る仕組みになっています。

ストーブ:雪中キャンプではファイヤースチールが便利

使い方に慣れればファイヤースチールを使って氷点下でも燃料用アルコールに着火が可能です。

マッチのようにゴミも出ませんし、安いものになれば500円前後でネットショップに売っているので常備しておくと安心です。

ファイヤースチールで一発着火

雪中キャンプでの就寝時の暖房

眠る時は安全の為に必ず、すべての火器類を消火します。

氷点下の夜でも厳冬期用のダウンシュラフと断熱性の高いマットを使用していれば問題なく安眠できますが、他にも暖かく眠る方法として湯たんぽを使うのがおすすめです。

ストーブを使って暖を取っている時にお湯を沸かしておけば、眠る時にすぐに湯たんぽを使うことができます。

湯たんぽの材質の種類も色々あり、柔らかくて肌触りの良いゴム製、軽量で強度のある樹脂製、直火の可能な金属製などがあります。

問題点は、シュラフの中が温かくなり過ぎて外気との温度差が高くなり、シュラフの外側やシュラフカバーの内側が結露して濡れてしまう事です。

ケース付きのゴム製湯たんぽ:雪中キャンプ
ゴム製湯たんぽ:雪中キャンプ

湯たんぽは容量が多いほど朝まで暖かさが持続しますので翌朝に暖かいお湯で顔を洗ったり、食器の洗い物をすることもできます。

ただ、ゴム製の湯たんぽに限っては肌触りが良くて快適なのですが中のお湯がゴム臭くなっているので、洗い物にはおすすめできません。
翌朝に湯たんぽのお湯を使いたい場合はゴム製は避けた方が無難ですね。

熱湯を扱うので使用する際は火傷には気をつけてください。

金属製湯たんぽ:雪中キャンプ

下の写真の金属製湯たんぽは、直火が可能で容量が3.4リットルあるので朝までポカポカが持続します。

でも、カバーをしていても湯たんぽ本体はとても熱いので、湯たんぽが足に当たらないようにいつも奥の方へ追いやっています。

金属製湯たんぽをオプティマスで沸かす:雪中キャンプ

そして、湯たんぽを沸かしている間に雪で湿った手袋や靴下を乾かすことも出来ます。

金属製湯たんぽで乾かす:雪中キャンプ

雪中キャンプでの就寝時の装備

あと、雪中キャンプで快適に眠るにはオールシーズン用のマットとシュラフが必須です。

オールシーズン対応のテントでもテント自体で断熱をする事はできないので、朝の気温は外気温とほとんど変わらない状況になると思われます。

雪中用フライシート対応のテントもありますが、あくまでも雪の中でトラブルに合わないようにしたものがほとんどです。

ファスナーを使わない吹流しの出入り口であったり、雪の吹き込みを防ぐ為にスカートが付いていたり、雪に埋もれても酸欠にならないようにベンチレーターが多数ついたものであったりします。

なので、雪中キャンプでは厳冬季用のシュラフと地面からの冷気をしっかり断熱できるマットが必要になります。

【シュラフ】

冬用のシュラフを選ぶ時には、各メーカーが表示している快適温度とか使用限界温度とかを参考にされると思いますが、あくまでもテスト条件の良い環境で出された数値です。

テントの中に人がいて湿度の高くなっている状態だとシュラフ内の羽毛の湿気が上がり、急激に保温能力が落ちてしまうことも考えられます。
前室内で煮炊きなどした場合はフライシートにビッショリと結露してしまい、かなりの高湿度状態です。

ダウンシュラフの性能を維持する為には、ゴアテックスなどの透湿防水素材のシュラフカバーを併用することをお勧めします。

あと、氷点下の状況で眠っているとダウンシュラフから出ている顔部分が寒くて痛くなり、つい寝袋に頭ごとすっぽり被ってしまう事があります。

うっかりダウンシュラフの中で呼吸をしてしまうと自分の呼気に含まれる水蒸気で羽毛の湿度が上がって急激に寝袋の保温能力が落ちてしまい、シュラフの表生地やシュラフカバーの内側に結露が発生して凍り付いたりします。

その為、バラクラバや目だし帽を被って顔面の寒さをしのぐ事をおススメします。ニット帽とネックウォーマーを使って防寒対策をしてもいいですね。

ナンガ オーロラ900:雪中キャンプ

【マット】

雪上で眠る場合のマットは内部で熱対流の起こりやすいビーチマットタイプの一層式エアーマットの利用は避けます。

ウレタンがマット内に入って厚みのある自動膨張式マットや折り畳み式のウレタンマット、エアーマットの場合は熱対流を起さない多層式のオールシーズン対応のものを利用します。

薄いマットを雪の上で使用した場合は翌朝、マットの下が結露してびっしょりと濡れてしまいます。
その前に、背中が寒くて眠れないと思いますが…

サーマレスト トレイルプロ:雪中キャンプ

雪中キャンプでの行動着

雪中キャンプでは、ずっと暖かいシュラフの中にいるわけではないので普段着ている行動着にも工夫が必要です。

なるべく体温を下げないようにインナーには肌に密着性のある化繊の防寒肌着を。発熱素材を使ったヒートテックなどでも良いですね。 綿素材の衣類は水分を含みやすく体温を下げてしまうので、なるべく着用は避けます。

そして、体温をキープするにはインナーのダウンジャケットやダウンパンツを着用するとかなり効果的です。

テントの中で足元を冷やさないためにダウンシューズなどもあると更に快適です。

ウェア類が貧弱だと、寒くてシュラフから外へ出られなくなってしまいますので…

下の写真のナンガ スーパーライトダウンパンツは860フィルパワーのポーランド産の水鳥ガチョウの羽毛を100グラムも封入しています。体が暖かい内に着用して、しばらくするとダウンが体温を含んでモコモコに膨らみポカポカになってきます。収納サイズもコンパクトなのでおすすめです。

ナンガ スーパーライトダウンパンツ:雪中キャンプ

雪中キャンプでの飲料水の確保

冬のキャンプ場では水道管が破裂するのを防止するために炊事場の水道元栓を閉めている所が多いので水をあらかじめ用意しておく必要があります。

冬場に使用ができる水洗トイレでも早朝に凍結して水が流れないこともありますので使用する前に水を用意しておいた方が良い。

雪中キャンプでは水道が凍結

その際は、持参した飲料水を凍らせない為にクーラーボックスの中に入れて保温します。
夏とは逆の使い方ですね。

2リットルのペットボトルに飲料水を入れて必要本数用意しておくと便利です。イザという時は雪を溶かして水にするという手もあります。

雪中キャンプでは

雪中キャンプでの食事

雪中キャンプでは洗い物が多くなるような食事のメニューは、できるだけ避けたいですね。とん汁、カレー、シチューなどの煮物や簡単なパスタメニュー、チャーハンなどがいいですね。

タープの中でバーベキューなどの焼き物料理をするとタープの内側についた結露に煙の匂いが移ってしまいますが、焼肉も捨てがたい…

炊飯時、氷のように冷たい水での米とぎは苦痛ですが無洗米を使う事で苦痛から解放されます。

雪中キャンプでの食事のメニュー

そして、食器の洗い物の際は雪を使って水を節約します。

食器の洗い物の際は雪を使って水を節約:雪中キャンプ

ゴム手袋をして食器洗いをすれば冷たさで手が痛くなることもありません。

鍋や食器に雪を詰め込んでゴシゴシこすると油汚れも綺麗になります。

雪を利用して洗い物をする:雪中キャンプ

最後はウエスや手ぬぐいで綺麗に水分を拭き取って仕上げると終了です。

雪を使って洗い物をした後は綺麗に拭き取る:雪中キャンプ

雪中キャンプで持って行くと便利なアイテム

【保温ボトル】

キャンプ用ストーブを暖房代わりに点火している間にお湯を沸かして保温ボトルへ入れておけば、いざという時にすぐにお湯を使うことができて便利です。

私が使っている保温ボトルは容量が2Lあるので、夜に熱湯を入れておけば朝でも熱いお湯を使うことが出来ています。
朝起きてすぐに暖かい飲み物を頂くことができるのはありがたいです。
あと、保温ボトルは湯たんぽと同じく容量が多いほど温度を一定にキープすることが出来るようです。

お湯はテントを撤収する時にカチコチに凍り付いてしまったペグ周りや結露が凍って固着してしまったポールの連結部を融かすのにも役立ちますよ。

象印ステンレスボトルTUFF2リットル
【防水ゴム手袋】

雪の中で何か作業をする場合、手袋無しではかなりつらいものがありますよね。

吹雪の中でタイヤチェーンを装着したり、テントのペグを打ち付けたり、食器を雪で洗ったり。
何かと細かい作業が多いので、厚手の雪用グローブでは役に立たないこともあります。

軍手や薄手の皮手袋では融けた雪ですぐに濡れてしまい、冷たさで手が痺れてきます…

そんな時には、ホームセンターで売っている薄い作業用のゴム手袋が便利です。

ニトリルゴム製の防水手袋

今お使いの軍手や皮手袋の上から装着するだけで、防水手袋に早変わりします。

雪中キャンプで便利な防水ゴム手袋
【ショベル】

車が雪道でスタックした時やテントサイトの整地に利用できます。
アルミ製のものが軽くて丈夫なのでおすすめです。

ショベル:雪中キャンプ
【スパイク長靴】

釣り具屋さんで売っていたスパイク長靴がとても重宝しています。
濡れた岩場でも滑らないようような磯釣り用の長靴なので、雪道などは確実にグリップしてくれます。

雪の中はもちろん、凍った所や雪が融けてドロドロになってしまったぬかるみにも活躍します。

厚手の靴下等を着用していれば蒸れる事もなく、快適に過ごせます。

あと、雪が長靴の中に入って濡れてしまうことが考えられるので、予備の靴下をいくつか用意しておくと安心です。

スパイク長靴:雪中キャンプ
【目だし帽(バラクラバ)】

風雪が強い時には、耳や顔に雪が当たると冷たくて痛くなってきます。

就寝時に使えば、顔面の防寒にも役立ちます。

特に耳は冷えやすいので、頭部をすっぽりと覆うことのできるバラクラバがおすすめです。

3WAYタイプであればネックウォーマーとしても使えたり、天候に応じて使い分けができるので便利です。

目だし帽(バラクラバ):雪中キャンプ
【プラスティック製のソリ】

手軽な雪遊び定番のソリですが、持って良くとけっこう楽しいです。
また、駐車場からキャンプ道具や荷物をソリに載せて運ぶ時にも使うことができますのでとっても便利です。
軽くて価格も安く、お手ごろです。

プラスティック製のソリ:雪中キャンプ

他にも雪中キャンプを楽しむ方法として薪ストーブをタープ内に設置して暖かく雪中キャンプする方法もあります。
薪の用意をしなければなりませんが、こちらはとても快適な雪中キャンプを楽しむ事ができます。

自作のロケットストーブを使った冬のキャンプ場(ロケットストーブ)のページで紹介しておりますのでご参考になさってください。

野外で生活をすると、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

そんなキャンプ場でのシチュエーションで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。

なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。

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急な天候の変化による洪水、土砂崩れ、雪崩。地震による津波、崩落、海面水位の上昇など…
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